みんなに嬉しい食事を
適切に栄養をとることができなければ病気は治らず、リハビリテーションの効果も出てきません。あらゆる状態の患者さんに適切な栄養を提供できるよう、多種多様な献立を用意しています。また、行事食や週1回の全国郷土料理など、季節感や変化に富んだ献立になるように工夫しています。
みんなが楽しく、食事に関心を持てるように、私たちは取り組みを続けていきます。
適切に栄養をとることができなければ病気は治らず、リハビリテーションの効果も出てきません。あらゆる状態の患者さんに適切な栄養を提供できるよう、多種多様な献立を用意しています。また、行事食や週1回の全国郷土料理など、季節感や変化に富んだ献立になるように工夫しています。
みんなが楽しく、食事に関心を持てるように、私たちは取り組みを続けていきます。
当グループのお食事は病院や施設にいても四季を感じられるよう、旬な食材を使い、ちらし寿司やクリスマスケーキなどの行事食を提供しています。
他にも、病院にいながら各県のお料理を楽しめるよう毎週1回郷土料理を登場させています。郷土料理といっても日本のものだけではありません。海を飛び越え海外の料理が登場することもあります。これは患者さんの知的好奇心を刺激したり、コミュニケーションの種を蒔くことを目的とした取り組みで、日々のお食事をより楽しめるようにしている工夫の一つです。また、食事が十分に取れない方や、取れていても栄養量が不足している方への栄養補給のために食事に付加する栄養補助飲料やゼリーなどの「付加食」にも力を入れています。
食事の内容を考え、積極的に食事を取ることができるよう工夫しています。
人は栄養なくして生きていけません。
患者さんの中には機能の低下で口から食べられなくなった方もいます。そのような方でも治療に必要な栄養をしっかり摂れるように、当グループでは、経管栄養剤の開発をしています。肉・魚・野菜等の自然食品を原料とした天然濃厚流動食です。口から食べるのと同様に生理的な消化・吸収が必要なので、胃や腸の機能低下の予防につながります。
ミールラウンドとは、栄養部を中心にスタッフが、お食事をしている患者さんや利用者さんの元を訪れ、食の進み具合や好みを伺ったり、必要な栄養がしっかり摂れているかなどを確認したりすることです。
直接食事の感想や要望を伺うことで数値だけではわからない患者さんの嗜好や体調、食事摂取状況を知ることができ、病院ではより治療に必要な栄養を、施設ではより生活を豊かにしていける食事を目指し、一人ひとりの患者さん・利用者さんにあった食事を提供しています。
私たちが提供しているのは「栄養を摂取するためだけの食事」ではありません。これからも、生活の大きな楽しみとして喜ばれる食事を提供できるように、患者さんの声を大切に栄養を考えていきます。
当グループの栄養部では、患者さん・利用者さんの低栄養改善のための栄養管理に力を入れています。
高齢者において低栄養であることは(治療や)リハビリ、在宅復帰に大きく影響するため、早期の介入が重要です。そのため、管理栄養士は全ての対象者について、消費する分だけでなく、早期に改善させることができる必要な栄養量を算出・提案し、栄養管理を行っています。
また、栄養指導や食事相談などの栄養教育にも力を入れており、個々のライフスタイル、ライフステ―ジに合った食事療法を提案しています。
患者さん・利用者さんに、よりおいしく楽しい食事を提供できるように、当グループの栄養部では、オリジナルライセンス制度を設けています。
魚の下処理やお寿司作り、卵料理、デザートなど、実際の調理の完成度や技術、作業スピードを測るタイムトライアルなど、実技試験を重ね、厨房で必要とされる技術を磨くことを目的としています。
また、ライセンス取得者には手当を支給し、グループ全体で調理技術の向上を応援しています。