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働き方

働く人それぞれがやりがいを感じ、自分らしく働くことをサポートする制度や取り組みを設けています。
私たちは病院・施設は働く人にとっても「自分を生きる」場所であると考えています。

スキルアップしながら働く

患者さん・利用者さんへ、より良い医療やサービスを提供するために、資格の取得を応援する制度が設けられています。新しい資格を取得したい、受けたい研修があるけど費用が心配、など目標に向けて努力する人をサポートします。さらに、取得した資格に対しても手当が支給されます。対象の部門と制度には次のようなものがあります。

患者さん・利用者さんへ、より良い医療やサービスを提供するために、資格の取得を応援する制度が設けられています。新しい資格を取得したい、受けたい研修があるけど費用が心配、など目標に向けて努力する人をサポートします。さらに、取得した資格に対しても手当が支給されます。対象の部門と制度には次のようなものがあります。

対象の部門と制度

  • 看護部

    看護師 認定資格活動手当

    指定した分野の認定資格を取得し、それに則った活動を行う看護師に対する手当を支給しています。

    対象資格の一例
    • 糖尿病療養指導士
    • 三学会合同呼吸療法認定士
    • 消化器内視鏡認定
    • 皮膚、排泄ケア(認定看護師)
    • 訪問看護(認定看護師)
    • 感染管理(認定看護師)
    • 摂食・嚥下障害看護(認定看護師)
    • 認知症看護(認定看護師) など
  • リハビリテーション部

    認定・専門療法士資格活動手当

    PT・OT・STの国家資格取得後も、自己研鑽を常に怠らないスタッフのために、グループが推奨する認定や専門の資格には資格手当の付与を行い、取得を支援しています。

    対象資格の一例
    • PTOTST協会認定 専門療法士
    • 摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
    • 三学会合同呼吸療法認定士
    • 心臓リハビリテーション指導士
    • 糖尿病療養指導士 など
  • 薬剤部

    認定・専門薬剤師資格活動手当

    認定・専門薬剤師資格を持つ常勤薬剤師に対して、資格を活かしたグループでの活躍をサポートする手当を支給する制度を設けています。対象資格は、地域活動への参入、慢性期医療に重点を置いた医療への貢献を目的としたものです。

    対象資格の一例
    • 研修認定薬剤師(日本薬剤師研修センター)
    • 漢方薬・生薬認定薬剤師(日本薬剤師研修センター)
    • 研修認定薬剤師(薬剤師生涯研修センター)
    • 日病薬病院薬学認定薬剤師(日本病院薬剤師会)
    • 抗菌化学療法認定薬剤師(日本化学療法学会)
    • 栄養サポートチーム専門療法士(JSPEN)
    • 日本老年薬学認定・専門薬剤師
    • 日本糖尿病療養指導士(CDEJ、 LCDE) など
  • 栄養部

    オリジナルライセンス制度

    調理技術・作業効率について実技試験を行い、その基準を満たした者には、ライセンスが与えられるとともに、取得したライセンスごとに手当が付与されます。グループ全体で、厨房に調理技術の向上をサポートすることを目的とした制度です。

世界と働く

世界と働く

EPA - 海外からの看護師・介護福祉士候補者受け入れ

当グループでは、国家資格の取得を目指す看護師・介護福祉士候補者の海外からの受け入れを、国が定めたEPA(Economic Partnership Agreement=経済連携協定、特定の国との間で人材の移動や投資など幅広い分野で経済関係を強化していく取り組み)に基づき実施しています。候補者は6カ月の日本語研修を受けたのち、グループ内の病院・施設に配属され、看護師は3年、介護福祉士は4年の研修期間内で国家資格取得を目指し、母国の医療・介護技術の向上を図ります。

2023年度までにインドネシア・フィリピン・ベトナムから累計で400人を超える人材を受け入れ、国家資格の取得を支援してきました。その後、日本で働き続ける方や、母国へ帰って活躍される方など、研修期間終了後の道は様々ですが、現在もグループでは、国家試験に合格した50名以上が正看護師として、60名以上が介護福祉士として働いています。

母国語でない日本語を使っての試験は、研修生にとってまだまだ高いハードルとなっていますが、その難関を乗り越え、医療・福祉の現場で活躍してもらえる人材を育成できるよう、取り組んでいます。文化や宗教の違いなどにも理解をもって接し、働きやすい環境づくりにも務めています。

実際の受け入れ現場における候補者の存在は、仕事の重要な担い手としてはもちろん、周囲の職員にとっては育成を行うことがひとつのモチベーションとしてポジティブに作用しています。また、なかなか一緒に働く機会のない海外の方と行動を共にすることで視野が広がり、新たな視点が得られることにもつながっています。今後も継続して受け入れを行い、日本の医療・福祉技術を伝えていきたいと考えています。

現場の声

EPA候補者として活躍する2人のスタッフに、研修や支援体制について、またお仕事への思いを聞きました。

  • クリスティン レニタサリさん

    クリスティン レニタサリさん

    看護師/2013年入職/博愛記念病院に在籍中

    来日のきっかけは、キャリアアップ

    中学生ぐらいのころ、母の入院に付き添ったときに見た看護師の姿に憧れて、インドネシアで看護師になりました。3年ほど働くうちに、同じアジア圏でシステムが優れている日本の看護を勉強したいと思い、EPA制度を利用しました。

    教科書に載っていない言葉との格闘

    来日した頃は、特に「方言」に苦労しました。教科書で覚えた日本語はどれも標準語ですが、勤務先のある徳島県では阿波弁が使われていて、全く違う言語を聞いているような感覚でした。スタッフの方は標準語で話してくれる人も多いですが、高齢の患者さんは方言で話す方がほとんどですので、言葉の壁というよりも、方言に戸惑いました。

    「責任」を感じた正看護師免許の取得

    私はインドネシアで看護師免許を取得しましたが、日本で働くために、まず准看護師の資格を取り、そのあとに正看護師の資格を取得しました。正看護師になったことでリーダー業務や患者さんへの電話対応、カンファレンスの資料づくりなど多岐に渡って介入する場面も増えました。嬉しさもありましたが「責任」を感じた方が強かったです。今でも専門用語の確認や詳しい説明が必要なときには文法のチェックをスタッフや先生にお願いしています。スタッフのみなさんは、嫌な顔もせずに励ましてくれたり、私の資料に間違いがないか対応してくれるので、心強く働くことができています。

    日本語でのコミュニケーションの大切さ

    今は、同じ国の人も現場に増えてきたので、母国語で話す機会も増えました。ですが、患者さんに愛情を持って接するためには、日本語でのコミュニケーションを、患者さんだけでなく仲間との間でもとっておくことが大切です。そのことが、患者さんとの信頼につながります。EPA制度は日本での資格取得が目標になりますが、給与などの待遇だけではなく、日本の医療人としてのやりがいも大切にしてほしいと思います。

  • ムヒマトゥル イスラミヤさん

    ムヒマトゥル イスラミヤさん

    介護福祉士/2012年来日・入職/博愛記念病院に在籍中

    看護大学を卒業後、日本へ

    私は、兄が看護師で親戚にも医療従事者が多かったこともあり、看護師を目指して看護大学を卒業しました。卒業後にEPAの制度を知り、「高齢者や障害者をサポートできる仕事」として、看護職に近い介護職を選んで来日しました。

    心強い、グループの支援体制

    平成医療福祉グループのEPA制度は、業務時間内で勉強ができるサポートが充実していたので、とても心強かったです。試験直前は、1日中勉強しても勤務扱いになるので、集中して試験勉強に励むことができました。また、働いている時間の中で日本語を勉強しているので、これからEPA制度で来る人もできるだけ日本語で話す努力をしてほしいなと思っています。

    文化の垣根を越え、仲間とともに働ける環境

    文化の違いなどはありますが、私は日本のことがとても好きになり、特に花がいっぱい咲く春が大好きになりました。また夏には、みんなで同じダンスを踊る「阿波踊り」という伝統文化があります。歴史ある行事にもスタッフのみなさんと何度も参加して踊りました。新しい仲間を作れたことで、ますます仕事を続けていきやすい環境になっていると思います。

    「介護のプロ」として、選んだ道で後悔のないように

    介護福祉士の資格を取得してからは、日勤だけでなく夜勤の業務も任されるようになり、一人前のスタッフとして扱ってもらえることが嬉しかったです。最初に目指した看護師とは医療的な差がありますが、「人のケアをする」という意味で求められる想いは同じなので、患者さんが病気で弱くなってしまったときに支えてあげられる存在になりたいと思います。これからEPAの制度で来日するみなさんも、研修と資格取得だけをゴールにせずに、「介護のプロ」としていろいろなことに挑戦してほしいと思います。

楽しく働く

しっかり働きながら、楽しむときはしっかり楽しむ。リフレッシュしながらメリハリを持って働ける環境を作るための取り組みとしてスタッフ参加型の定期イベントを実施しています。

しっかり働きながら、楽しむときはしっかり楽しむ。リフレッシュしながらメリハリを持って働ける環境を作るための取り組みとしてスタッフ参加型の定期イベントを実施しています。
  • 踊らにゃ損々、阿波踊り

    踊らにゃ損々、阿波踊り

    毎年8月、徳島県の夏を彩る伝統的なお祭りである阿波踊りに「平成連」として参加しています。当グループの発祥地は徳島県。踊り好きのスタッフが多く、毎年200名ほどのスタッフが踊りの輪に加わります。病院や施設の壁を越えて盛り上がる機会でもあり、積極的に地元の祭りを盛り上げます。

    徳島での阿波踊りのほかに、同じく8月に行われる兵庫県の淡路島祭り、東京の高円寺阿波踊りにも、平成連としてそれぞれ100名ほどのスタッフが参加しています。

  • より良いチーム作りのための施設

    より良いチーム作りのための施設

    兵庫県淡路市と長野県軽井沢町に宿泊型滞在施設を備え、病院・施設や部門スタッフのオフサイトミーティングの場として、チームビルディングのイベント開催や、新規プロジェクトのキックオフなどに使用します。

    自然豊かなロケーションに身を置きながら、病院・施設の会議室とは異なる環境で職員同士の関係を構築し、活発な意見交換や、より良いチーム作りに生かします。

    今後はスタッフの保養所としての使用や、ワーケーションの場としての活用も視野に入れています。