ひとプロジェクト【第14回・前編】リハビリテーション部門 部長/池村 健さん

リハビリテーション部

部長

池村 健 さん

Ikemura Takeshi

寂しさもあった、スピード出世と支えになっている仲間の存在

ひとプロジェクトの第14回目は、平成医療福祉グループのリハビリテーション部門をまとめる部長職をされている 池村 健さんです。29歳から理学療法士を目指した池村さん。セラピストが少なかった当時、質の良いリハビリテーションが提供するために奮闘した日々を教えていただきました。

29歳から歩き始めた医療人の道

ご出身はどちらですか。

生まれも育ちも徳島です。博愛記念病院からもう少し南へ行った場所です。

生粋の阿波踊り県民なんですね。

そうですね。毎年、踊ってますよ。「企業連」と呼ばれる会社や企業が踊る団体の連があって、グループ職員が参加する「平成連」のメンバーとしても参加しているんですが、もうひとつ別の「連」にも所属していて、1年中練習をして踊っています。楽しいんですよ。職場だと立場が上になってますけど、阿波踊りの「連」ではまだまだ中堅層で若いもん扱いですから(笑)。その感じが心地いいです。

すごく楽しそうです!

職場とはまた別の立場で、さまざまな関わりが持てることが楽しいです。博愛記念病院のリハビリテーション部にも8人ほど所属していて、阿波踊りを楽しむ後輩が増える楽しさも味わっています。

グループに入職された時期はいつ頃ですか。

2005年に新卒で入職しました。理学療法士になるために専門学校へ通いはじめたのが29歳だったので、フレッシュな社会人らしさはなかったですが(笑)。

どうして理学療法士になろうと思われたんですか。

きっかけは、友人の一言と妻の後押しでした。ちょうど前職の仕事への情熱を失っていたとき、同年代の友人から「理学療法士の専門学校に行く」という話を聞いたんです。驚いている僕に妻が「あなたも向いていると思う」と勧めてくれました。

入職時から「やってみたい」と言い続けてきた

理学療法士になった当時のエピソードを教えてください。

当時は、全国どこの病院にもリハビリの職員が少ない時代でした。僕が入職した博愛記念病院で10名ほどでした。少ない人員でも「こうやってみたい」とか「よくしたい」と新人のときから熱いタイプだったので、先輩たちとぶつかることも多かったですね。

特に印象的だった出来事はありますか。

病院やグループがリハビリテーション部のスキルアップに積極的で、博愛記念病院から急性期病院の徳島赤十字病院への出向できるという新しい取り組みができたんです。それに手を挙げて1年ほど出向させてもらい、急性期病院のリハビリテーションを学ぶことができ、ますます博愛記念病院のリハビリテーション部に活気をもたせたいと思うようになっていました。

やりたいと思う気持ちを伸ばしてくれる機会があったんですね。

そうですね。急性期病院らしいスキルや発想など、当時の博愛記念病院にはなかったものを持ち帰って広めようと思っていました。そうやって力を注いでいるうちに、役職が上がって勉強会を開く立場になったり、動きやすい立場になったのでタイミングに恵まれていたと思います。

少しずつリハビリテーション部の土台を作ってきたんですね。

当時は各施設から同期のスタッフが「応援」に来てくれて、その度に「もっと上のリハビリをしたい」って話し合っていました。僕が管理職の立場になったときに、ほかの同期も管理職として活躍してくれていたからこそ、さらに幅広い取り組みができました。同期の絆も土台のひとつですよ。

  • リハビリテーション部のトップになって

    リハビリテーション部を統括する立場になったのはいつ頃ですか。

    2012年です。すごくモチベーションが高い職員が「もっと勉強したい」って去って行く姿を見て来たので、改革できる立場になってうれしかったですが、ひとつだけ譲らなかったこともありました。

    それは、何ですか。

    当グループの代表も副代表もめちゃくちゃ忙しいなかでも診察をしています。先生方も原点は臨床なんだと勝手に解釈し、今でも週1回の臨床は守っています。やっぱり、現場を知ってこそですからね。

    現場の声を拾って行った取り組みなどはありますか。

    いくつかあります。例えば、若い職員の退職を防ぐために、専門的な資格を取得すれば給与として反映してくれるようになりました。スキルを上げて行きたい3、4年目の職員にとっては、わかりやすい目標と成果です。

    職員からの反応はいかがでしょうか。

    とても良いようです。自分が学びたいと思う勉強会や学会の参加費も所属長の許可を取れば全額支給してくれるようにもなりましたし、普段は他施設で勤務する職員ともテレビ会議の回数を増やしたら、学会や地方の勉強会で会ったときに各自でコミュニケーションを取るようになったと聞いています。リハビリテーション部は大所帯なので、人数の多さが強みになることもしていきたいと思っています。

今でも同期が大切と思う理由とは

仕組みをつくるうえで、大切にしていることは何ですか。

「僕の力だけじゃ無理」って再認識しておくことですね(笑)。

そうなんですか?!

僕がこの立場にいるのは、ただの偶然です。管理職になったときに、僕の意図を汲み取って職員に伝えてくれたり、率先して動いてくれる良き理解者がいたから、いろいろと改善できました。同期やいつも近くで仕事をしている同僚や後輩たちには随分と支えてもらっています。

今も一緒に仕事をしているんですか。

そうなんです。もっと言えば、専門学校時代の同期もグループ内にいて、そのメンバーが最高に良い仕事してくれてます。自分に役職が就いて「こうして行きたい」って思い始めたときに、僕の性格や理想像を知ってるからこそ、要点を伝えるだけでいい彼らの存在は大きいです。

すてきな仲間ですね。

そうですね。大切な存在です。

次回:誰も知らないトップの姿

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profile

平成医療福祉グループ リハビリテーション部 部長 池村 健(いけむら たけし)

【所属】博愛記念病院
【出身】徳島県
【趣味】釣り、ゴルフ
【好きな食べ物】生肉
【好きな色】濃紺