HMWお仕事図鑑 / oshigoto zukan
no.003

- 言語聴覚士

- 所属リハビリテーション部
- 働く場所病院リハビリテーション室/病棟/介護施設/訪問リハビリテーション
- 国家資格言語聴覚士
お仕事内容
言語聴覚士はST(Speech-Language-Hearing-Therapist)とも呼ばれます。
脳卒中後の失語症や聴覚障害、ことばの発達の遅れ、声や発声の障害により、読む・聞く・書く・話す・食べるといった機能に問題がある方にリハビリテーションを行い、自分らしい生活ができるようサポートします。
障害の原因や世代もさまざまなため、小さなお子さんから高齢の方まで広く関わる機会があることも特徴です。
1997年に国家資格となった比較的新しいリハビリテーション職種として、今後さらに活躍の場が増えることが期待できます。


お仕事道具
患者さんの嚥下音(飲み込み音)を確認する聴診器、
絵カードは失語症の方の訓練に使用します。
ホワイトボードは患者さんとのコミュニケーションツールとして使うものです。
お仕事風景
絵カードを用いて、言語の発達をトレーニングします。
低周波の刺激で摂食・嚥下障害機能の改善を図ります。
言語聴覚士を目指す人へアドバイス
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「家族や周りの人と意思疎通ができた」「食べられるようになった」といった、喜びの瞬間に出会えることが、言語聴覚士の仕事の魅力です。
大切になるのが「人とコミュニケーションをとることが好き」「相手のことに興味を持って接することができる」「相手の気持ちを汲み取れる」こと。
活躍の場は医療や介護・福祉、教育など幅広くあります。
新しい情報をしっかりキャッチして、専門職として知識や技術の向上を目指して、臨床に生かせるようにしていくことも求められます。- 西宮回生病院 吉田 操
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