HMWお仕事図鑑 / oshigoto zukan
no.001

- 理学療法士

- 所属リハビリテーション部
- 働く場所病院リハビリテーション室/病棟/介護施設/訪問リハビリテーション
- 国家資格理学療法士
お仕事内容
理学療法士はPhysical Therapist(PT)とも呼ばれます。
病気やけが、高齢、障害などによって運動機能が低下した方に、身体機能や痛みの評価・分析を行ったうえで、医師の指示のもと運動療法や物理療法(電気、温熱など)を用いて治療を行います。主に基本的動作(寝返り、起き上がり、座位姿勢、立ち上がり、立位姿勢、歩行)の回復を図り、安心して日常生活を送れるようサポートする仕事です。
また、高齢化社会においては、機能回復のほかにも、健康維持や予防を目的とした役割も求められています。
撮影協力:平成扇病院(東京都足立区)


お仕事道具
トレーニング時に負荷をかける重り
下肢を支えるための装具など
リハビリテーションに使用するもの。
肘や膝などの可動域を図る角度計、打鍵機など
患者さんの状態を確認する道具などです。
お仕事風景
入院中または外来の患者さんにリハビリテーションを行います。
脳卒中や脊髄損傷の患者さんに対しては、ロボットを用いたサポートも。
介護施設でもリハビリテーションを行っています。
理学療法士を目指す人へアドバイス
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理学療法は対象者を観察し、検査や評価から状態を把握することから始まります。
「なぜ歩けないのか?」といった疑問を持ち、観察眼を養うこと、そして検査や評価を的確に行うための医学的知識や技術が求められます。対象となる方の多くは人生の大先輩の方ばかり、失礼のない言葉遣いや豊富な話題など、接遇・コミュニケーション力を鍛えることも大切です。
起き上がれることのできなかった方が起きて座れるようになる、歩けなかった人が歩いてお家に帰ることができる瞬間に立ち会えることが大きな感動です。
- リハビリテーション部 部長 池村 健
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