HMWお仕事図鑑 / oshigoto zukan

no.026

  • 薬剤師

  • 所属薬剤部
  • 働く場所各病院・施設
  • 国家資格薬剤師

お仕事内容

入院や外来の患者さんへの内服・注射の調剤をはじめ、服薬指導、医師への処方提案や情報提供、カンファレンスへの参画など多岐にわたって活動します。

当グループにおいては、薬剤室だけでなく病棟での業務も積極的に行うことを目指しています。
患者さんの検査データや、実際に体の中で何が起こっているのかを読み取り、必要な薬、不必要な薬を医師とともに考える役割が求められています。

特に力を入れるのは、薬物有害事象の頻度が高くなるとされる、6種類以上の内服を行う多剤内服(ポリファーマシー)を防止する取り組みです。
薬剤部だけでなく医師や看護師など、他職種とも協力しながら、全体で取り組むことが重要であり、薬剤師はそのなかで、薬剤の専門性を発揮します。

当グループの中心となる慢性期病院は、急性期病院と比較して入院期間が長く、経過を長期に渡ってみることができるため、退院までじっくり患者さんと関われることが特長です。

撮影協力:平成扇病院(東京都足立区)/平成横浜病院(神奈川県横浜市)

  • お仕事道具

    実際の薬剤や、軟膏を練るための板やヘラ、液体の薬を量るメートルグラス、薬剤を粉末にするための乳鉢と乳棒など、調剤に使用するアイテムです。

    お仕事風景

    • 調剤においては正確さが求められます。

    • カンファレンスの様子。適切な患者さんの状態管理のために、他職種との連携は欠かせません。

    • 病棟で患者さんにお話を伺うことも重要な仕事です。

    薬剤師を目指す人へアドバイス

    • 少し前までは調剤が薬剤師の主な仕事でしたが、機械や情報技術の日進月歩の発展により薬剤師もどんどん調剤室の外に出て、チーム医療の中で活躍する時代になりました。
       
      調剤においては厳格な正確性、患者さんの服薬指導にあたっては温かくわかりやすい説明が求められます。
      「薬剤師の話を聞けてよかった!」「薬が飲みやすくなって助かったよ。」と頼ってもらえると嬉しい瞬間です。
       
      薬剤師になってからもずっと勉強が必要です。
      薬が好き、勉強が好き、そして人が好き、という方が活躍できるお仕事です。

      • 薬剤部 部長 秋田 美樹