HMWお仕事図鑑 / oshigoto zukan
no.006

- 臨床検査技師

- 所属検査部
- 働く場所検査室/健診センター
- 国家資格臨床検査技師
お仕事内容
医師の指示のもと、患者さんの診療に必要なさまざまな検査を実施・解析し、診療をサポートします。
血液や尿、組織など患者さんの身体から採取した検体を検査・分析する「検体検査」と
心電図や脳波検査などのように、患者さんの身体から直接データを採る「生理学的検査」を主に行います。
検査結果は、治療効果や回復の度合いの把握などにも利用され、診断や治療方針にも大きく関わるため、チーム医療のなかでも重要な役割を担う職種と言えます。
また、健診センターにおいて人間ドックや健康診断にも関わるなど、予防医療の現場で、早期発見・早期予防に取り組んでいます。
撮影協力:多摩川病院(東京都調布市)


お仕事道具
微量の液体を計量して取り分けることができるマイクロピペット
検査に用いる紙コップや試験管、
採血管に入っている液体は、正確な検査結果を出すための
凝固促進剤や抗凝固剤などです。
お仕事風景
採取した検体を顕微鏡を用いて観察、異常の発見に努めます。
体外から超音波を当て、組織の様子を調べる超音波検査の様子。写真では頸部を調べています。
臨床検査技師を目指す人へアドバイス
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臨床検査技師は、検体検査や心電図、超音波検査を行うことで、患者さんの異常にいち早く気づき、診断や治療につなげることができる仕事です。
職種名に 「臨床」とあるように、気になることがあればすぐにベッドサイドへ出向いて患者さんの顔と状態を確認し、患者さんに寄り添った検査業務を行うことが大切です。
検査室に留まらず、病棟業務や健診センターなど活躍の場は拡がっています。
検査方法や測定装置は日々進歩しているため、常にアンテナを張り巡らせ、最新情報を確認し、ガイドラインなど専門性の高い知識をアップデートしていく必要があります。
- 緑成会病院 検査部 係長 川島 智樹
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