HMWお仕事図鑑 / oshigoto zukan
no.027

- 歯科衛生士

- 所属各病院・施設
- 働く場所各病院・施設
- 国家資格歯科衛生士
お仕事内容
歯科疾患の予防や、歯科診療の補助、口腔衛生の向上についての指導などを通して、歯や口腔環境の健康をサポートします。
歯科助手と混同されることもありますが、歯科衛生士は国家資格として、直接患者さん・利用者さんの口腔に触れることができ、業務も幅広いことが特長です。
当グループでは患者さん・利用者さんが「口から食べる」ことを支援しています。
歯科衛生士は、口腔管理の専門職として、口腔環境を評価し、その状況改善に取り組みながら、医師や言語聴覚士、管理栄養士、看護師など多職種と連携して、摂食嚥下障害を持つ患者さん・利用者さんの改善をサポートします。
口腔環境の悪化は、誤嚥性肺炎にも結びつきやすいため、患者さん・利用者さんの口腔ケアにも積極的に取り組んでいます。
そのため、歯磨き方法についての指導や、ご自身での歯磨きが難しい方には、直接ケアを行い、適切な口腔環境を保てるように努めています。
また、歯科外来のある病院においては、その診療補助に取り組むほか、歯科検診の際の補助なども務めます。
撮影協力:多摩川病院(東京都調布市)/平成横浜病院(神奈川県横浜市)


お仕事道具
口腔洗浄用のジェルやスポンジ、マウスウォッシュなど、口腔ケアに使用するアイテムです。
お仕事風景
口腔ケアの指導や、直接に口腔ケアを実施し、患者さん・利用者さんの口腔環境を管理します。
歯科外来においては、診療の補助を行い、患者さんの口腔をケアします。
歯科衛生士を目指す人へアドバイス
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一人ひとり症状の違う患者さんと向き合い、自らの処置で状態が改善し、患者さんから「ありがとう」と感謝の言葉を伝えられることにやりがいを感じます。
口腔内で処置をすることから、手先の器用さも必要ですが、不安を感じている患者さんへの心配りなど、コミュニケーション能力も大切になります。
歯科診療所以外でも、病院・市区町村・介護保険施設など、多様な場所で働くことができます。
- 多摩川病院 歯科衛生士 藤本 絵美
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