HMWお仕事図鑑 / oshigoto zukan
no.023

- 社会福祉士

- 所属各病院・施設
- 働く場所各病院・施設
- 国家資格社会福祉士
お仕事内容
福祉や医療に関する専門的な知識を生かしながら、日常生活を送ることが困難な方の相談に応じて福祉・医療サービスと結び、課題の解決を図る仕事です。
病院においては、主に医療ソーシャルワーカー(MSW)として、院内の地域連携室などで働いています。
医師や看護師と連携しながら、入退院日程の調整を行うほか、各介護サービスや、公的な制度、地域の社会資源の活用を、患者さんの状況に応じて提案します。そのため、各職種や各サービス事業者などとの連携・調整も大事な役割です。
また、退院後に自宅での生活に困難がある際は、手すりの設置や介護器具の提案など、自宅環境の整備などにも関わります。
介護施設においては、社会福祉士の資格を持ったスタッフが、生活相談員として働くケースが多く見られます。
撮影協力:平成扇病院(東京都足立区)/多摩川病院(東京都調布市)


お仕事道具
入退院に必要な書類や、入力に使うタブレット、介護サービスやリハビリテーションの事業者が掲載されたガイドなど、患者さんと医療・福祉をつなぐために使うアイテムです。
お仕事風景
患者さんやご家族の不安を解決するため、幅広く相談に乗ります。
課題解決のため、他職種との連携・調整は欠かせません。
社会福祉士を目指す人へアドバイス
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患者さんやご家族の状況は人それぞれで、一人として同じ状況の人はいません。
社会福祉士には、患者さん、ご家族としっかり向き合い、今後の人生を一緒に考える役割が求められます。個人が有する能力に応じて、尊厳を持った自立生活を営むことができるよう、関係するさまざまな機関との連携を図ります。
難しい仕事ではありますが、良い関わりやサポートができた時の喜びは大きいです。
そのためには、保険制度や、医療、介護、福祉、行政サービスなどの幅広い知識が必要となります。- 平成横浜病院 社会福祉士 山田 哲也
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