HMWお仕事図鑑 / oshigoto zukan
no.025

- ケアマネジャー

- 所属各施設・事業所
- 働く場所各施設・事業所
- 国家資格介護福祉士、看護師、社会福祉士など
お仕事内容
ケアマネジャーは正式名称を「介護支援専門員」と言い、適切な計画に基づいて介護サービスを提供できるよう、介護サービス計画書(=ケアプラン)を作成できる専門資格です。
施設においては、入所希望の方に、状況や課題、施設で生活するうえでの希望をヒアリングし、目標や方針を設定したケアプラン案を作成。他職種やご家族との調整を行うとともに、サービス開始以降も定期的にプランの見直しを行います。
また、居宅介護支援事業所では、利用者さんの自宅に伺い、生活状況に合わせて適切なサービスを選択してケアプランを作成。利用者さんを各種介護サービスへとつなぎます。
ケアマネージャーになるためには試験に合格し、実務研修を受ける必要がありますが、そのためには、介護福祉士、社会福祉士、看護師など、医療・福祉系の国家資格を保有し一定の実務経験を積むか、相談業務において一定の実務経験を積むことが必要です。
高齢者介護や介護保険について幅広い知識や経験が求められますが、介護相談のプロフェッショナルとして、やりがいを感じられる仕事と言えます。
撮影協力:ケアホーム板橋(東京都板橋区)


お仕事道具
各種書類を持ち運ぶバインダー、筆記具、利用者さんの情報を入力するノートパソコン、また、頻繁に各所と連絡を取るため、携帯電話も欠かせません。
お仕事風景
外部との調整も多く、各所と連絡を取り合う機会も頻繁にあります。
利用者さんについての情報を共有するカンファレンスでは、中心となって多職種をつなぎます。
利用者さんやご家族との面談を通じて適切なケアプランを模索します。
ケアマネジャーを目指す人へアドバイス
-
施設のケアマネジャーは利用者さんのケアプランを作成します。
そのケアプランに対して、利用者さんが求めるサービスを、どれくらい提供できているかのモニタリングを実施。3カ月ごとに、よりよい日常生活を送っていただくために各専門職が意見を出し合い、カンファレンスを行います。
そういった多職種との関わりが多いため、幅広い知識が必要となり、自分にとって良い勉強になっています。いつも利用者さんに一番近い存在として、継続的に信頼を得られるよう努力することにやりがいを感じています。自分一人でできる仕事ではなく、利用者さんやスタッフ、日頃のご家族との会話も、ケアプランを作成するうえで重要なヒントとなります。
利用者さんご自身や携わる多くの人の意見や想いを受け止め、計画を立てるためには、コミュニケーションスキルも大切な能力のひとつです。
- 藤香苑 吉川 美幸
-