栄養部のかんたん健康レシピ / RECIPE project

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暑い時期に食べやすいシソと梅酒のさっぱり茶巾しぼりゼリー

材料(5個分)

シソジュースゼリー

  • シソジュース
  • 30ml
  • 170ml
  • 砂糖
  • 5g
  • ゲル化剤(ソフティアGを使用)
  • 1.5g*
  • 好みに応じて砂糖の量を調整してください

シソジュース

  • 赤シソ
  • 200ml
  • 500ml
  • 砂糖
  • 200g
  • レモン汁
  • 大さじ4

梅酒ゼリー

  • 梅酒
  • 80ml
  • 120ml
  • 砂糖
  • 5g
  • ゲル化剤(ソフティアGを使用)
  • 1.5g*
  • ※ほかのゲル化剤を使用する際は分量やゼリーの状態が変わりますので、必ず使用法を事前にご確認ください。
  • ※咀嚼・嚥下機能に問題がない方はアガーで代用も可能です。

作り方

  • シソジュース
  • 1
  • 赤シソは水の中でしっかり洗い、ざるで水を切る。
  • 2
  • 鍋に水を入れ火にかけ、沸騰したら10分ほどしっかり煮る。
  • 3
  • ボウルの上にキッチンペーパーを敷き、汁を濾す。
  • 4
  • 砂糖を加え、火にかける。
  • 5
  • 砂糖が溶けたら、レモン汁を加え、ひと煮立ちさせる。
  • シソゼリー液
  • 1
  • 鍋にシソジュース、水、砂糖を入れる。
  • 2
  • ゲル化剤を加えてよく混ぜ、85℃以上に加熱する。 ※以下◎の工程へ
  • 梅酒ゼリー液
  • 1
  • 鍋に梅酒、水、砂糖を入れ、沸騰してきたら火を弱め、2分ほど沸騰させてアルコールを飛ばす。
  • 2
  • ゲル化剤を加え、よく混ぜる。 ※以下◎の工程へ
  • ◎茶巾しぼりゼリーの成型
  • 1
  • 小さい器にラップを敷き、ゼリー液を流し込む。
  • 2
  • ラップの口をねじって、輪ゴムでしっかり止める。
  • 3
  • ボウルに冷水を入れ、茶巾しぼりゼリーを浮かべて冷やす。
  • 4
  • 固まったら水から取り出す。
  • 5
  • ラップを取り外し、盛り付ける。

    調理ポイント

  • 【ゲル化剤とは】嚥下調整食用の添加物で、飲み込む力が低下した方に対して、飲み物や食事を簡単に飲み込みやすいゼリー状にすることができます(※)
  • ゼラチンや寒天と比べて塊を形成しやすく、べたつきを軽減するため、飲み込む力が低下した高齢者の方にも水分摂取をしやすいです
  • また離水をしにくいため、誤嚥を起こしにくいのも特長
  • 60℃でも溶けないため、暑くなる季節や室温でも溶けにくく、また温かい汁もののゼリーなどにも対応できます
  • ドラッグストアやネット通販などで購入が可能です
    • 今回のゼリーは日本摂食・嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類で0jに分類されます。

    栄養ポイント

  • シソの香り成分「ぺリルアルデヒド」:胃液の分泌を促進するため食欲増進が期待でき、また防腐作用があるため、食中毒の予防にもつながるとされます。
  • シソの香り成分「リモネン」:「幸せホルモン」と呼ばれる神経伝達物質セロトニンを分泌させる働きがあり、ストレスを軽減する効果があるとされます
  • 梅のクエン酸:体の代謝を活発にし、疲労物質の蓄積を防ぐため、疲労回復の効果が期待。暑い季節の体調を整えるのに適しているとされます

    その他・注意事項

  • シソジュースは清潔な瓶やペットボトルで保存してください
  • ジュースとして飲む場合は、水や炭酸水で薄めて飲んでください
  • 咀嚼・嚥下機能に問題のない方であれば、梅の実やフルーツを入れてもかわいく作れます
  • お子さんやお酒が苦手な方が召し上がる際は、アルコールをしっかりと飛ばしましょう

今回の担当

ヴィラ南本宿

管理栄養士/大山 夏実