グループの取り組み ひとプロジェクト

ひとプロジェクト【第12回・後編】西宮回生病院 事務長/平田 洋一さん

ひとプロジェクト 平田先生
ひとプロジェクト 平田先生

リーダーシップを取る立場だからこそ、
こだわりを持たずに柔軟に走り回る

西宮回生病院がリニューアルをして2年が経過。平田さんが考える問題解決のタイミングや組織での役割などの話を伺いました。また、休日には娘さんたちにかっこいい姿を見せようと燃えるパパの顔についても教えていただきました。

改めて知った、
フォローする側とされる側

―事務長になってから新しく取り組まれたことはありましたか。

託児所の立ち上げです。立ち上げ当初は、自分の娘をタイミングよく2人預けて保育士さんたちのデモストレーションも行っていました。

―娘さんと一緒に通勤されていたんですね。

そうなんです。託児所がうまく機能したときに長女は卒業しましたけど、次女はそのまま継続していたので、一緒に出勤してました。そのあと三女もお世話になって、娘に働く父親の姿を見せて(笑)。

―働くパパもサポートできる職場ですね。

そう思ってもらえたらと思います。2ヵ月に一度、病院見学会を開いているんですが、そこでも福利厚生のひとつとして、託児所の話をしています。私も「利用していた」と発言することで、男女関係なく働きながら子育てできる職場づくりに努めたいです。

―振り返ってみて、心境の変化などはありますか。

特別これがというよりも、何か新しいことをするときは、誰かに必ず支えてもらっていることに感謝しています。先頭に立ってフォローしているつもりでも案外フォローされていることが多いことを改めて実感しました。
 
 

創立111年、地域のために
できる役割を増やす

―病院としては、ずいぶん歴史があるんですね。

そうですね、旧病院を取り壊す工事のときには、たくさん取材を受けました。取材を受けたのは、私じゃないんですけどね(笑)。

―地域の反応は、いかがですか。

大きく変わりました。以前は最期を看取る役割もあったんですが、新築移転後から「家に戻るためにリハビリをする病院」という印象が強くなったと言われます。整形外科やリハビリテーションは、職員数も大幅に増えましたし、建物の印象も大きいですね。

―そのほかに変わった点はありますか。

西宮市に住む地域の方に向けた役割も増やしてきました。例えば、病児保育は西宮市から委託を受けて開始しましたし、今年の春からは訪問看護もスタートしています。退院したあとも当院でフォローできる体制づくりを増やしているところです。
 


 
 

変幻自在に動くために、
あえてこだわりを持たない

―新築から2年ですが、院内を工事していると伺いました。

そうなんです。でも、どの工事にも理由があって、病院の役割が変化したので必要なものを先延ばしせずに行っている状況です。

―どんな工事をされたんですか。

病室を増設したり、トイレの増設…それから、先日は屋上にスポーツリハビリテーションの充実を目的にタータン(※)を設置しました。今は、新しく病室を工事中です。
(※)合成ゴムで固めて作った陸上競技用の全天候走路

―さまざまな工事をされる理由は何でしょうか。

トイレの増設工事をした例だと、職員から「トイレに渋滞ができてる」と聞いたことがきっかけでした。当初の設計ミスじゃなくて、寝たきりの患者さんよりも自分でトイレを使える患者さんが増えたために起こったものでした。トイレを利用する患者さんが減ることはないと判断したので、問題を先送りにせずに工事に踏み切りました。

―そういった意見は、会議などで拾い上げるのでしょうか。

いえ、現場の職員が一番把握しているので、職位に対するこだわりを持たずに聞きます。ただ、実際の場所を見て問題の緊急度も把握するようにしています。できるだけ問題が小さいうちに解決できるように話しには耳を傾けるように心がけています。
 
 

娘にいいトコを見せたい!
父親の顔

―では、最後にリフレッシュ方法を教えてください。

基本的に家族と過ごすことが気分転換になっています。趣味らしい趣味がないんですよ。最近だと、娘たちとボルダリングに行って、お父ちゃんのかっこいい姿を見せようとがんばりました。

―(笑)。娘さんたちの反応はいかがでしたか。

テンション低い声で「すごいねー」って褒めてもらいました(笑)。グループの運動会で走ったときは、めっちゃ応援してくれたのに…。ボルダリングはあまりウケなかったので、ショックでした。


―ほかに最近楽しまれたイベントはありますか。

焼き鳥の串打ちかな。友人家族と一緒にバーベキューもよくするんですけど、そこでお店で食べるような焼き鳥を作りたくて、必死になって串打ちをして「できたで!」って娘たちに見せたら、全然興味を示さなくて(笑)。お酒を飲んでた大人だけが喜ぶパターンでした。

 

―楽しそうな大人の姿を見て、子どもが育つ感じですね。

夫婦ともに友人や近所の方との付き合いを好むほうなので、自宅でホームパーティーを開くことも多いんです。三人娘たちも、いろんな人に囲まれて刺激を受けて育ってほしいなと思います。


 
 


 
 


profile


西宮回生病院 
事務長 平田 洋一(ひらた よういち)

【出身】兵庫県神戸市
【趣味】焼き鳥づくり
【好きな食べ物】カレー、餃子(お酢と黒胡椒またはラー油で食べる)

 

病院情報



https://kaiseihp.jp

医療法人社団 西宮回生病院

兵庫県西宮市大浜町1番4号

整形外科・小児科・リハビリテーション科・内科・外科・脳神経外科・眼科・皮膚科

映画「火垂るの墓」や村上春樹さんの小説にも登場する歴史ある病院です。2016年に敷地内で新築移転し、整形外科や小児科、リハビリテーションに力を注いでいます。