お知らせ ひとプロジェクト

ひとプロジェクト【第9回・後編】平成扇病院 看護部 副部長/岩原 奈緒子さん

ひとプロジェクト 岩原さん
ひとプロジェクト 岩原さん

管理者として考える、スタッフのこと
目標を持って働くことができる病院にしていきたい

平成扇病院、岩原さんの後編です。急性期医療の病院から世田谷記念病院に移った岩原さん。回復期の仕事に携わったことで感じた新しい喜びがあったそうです。また、管理者となった現在、スタッフの働きやすさのために考えていることもお話してもらいました。大好きなお酒の話や、猫ちゃんについても聞いています!

回復期に携わって感じた新たな喜び

―このグループに入られたのはどんなきっかけがあったんですか。

そろそろ違うことをしたいなって思っていたときに、このグループの世田谷記念病院立ち上げの話を聞いたんですね。そのとき一緒に働いていた後輩から「ここに転職するから岩原さんも一緒にしましょうよ」って言われて(笑)。

―ずいぶん軽いノリで転職を(笑)。

本当ですよね(笑)。でも話を聞いたら、回復期リハビリテーション病棟があって、地域に根ざしながら在宅復帰をサポートしていくっていうところに興味を持って。私も老年看護をずっと長くやっていたんで、その経験を活かしてご自宅に戻すための看護をやってみたいなと思って、移ることにしました。そう、以前このインタビューに出られた福崎さん(※)とも、世田谷記念病院で一緒に働いていたんです。

※ひとプロジェクト第3回 世田谷記念病院 福崎さん

―そうだったんですね! 実際に回復期の仕事に携わってみていかがでしたか。

最初は勝手が違うので戸惑ったんですけど、患者さんが元気になって家に帰られるのがすごい素敵だな、と思いながら続けるうちに、どんどん楽しくなっていきましたね。

―続けるうちに魅力に気がつかれたんですね。

そのころ担当の患者さんで、脳梗塞の後遺症から麻痺と高次脳機能障害があって、セルフケアができなくなってしまった方がいらっしゃって、その方がどうしてもしたかったことが「自分自身で靴下を履きたい」っていうことでした。がんばるけど自分では履けない、じゃあどうしたら履けるだろう、っていうことを一緒に考えて、ついに履けたときは、本当に嬉しかったです。

―やっぱり、自分でできるっていうことは大きな喜びとか自信につながりますよね。

些細なことだし、人に任せてしまえばいい、っていう風に思うかもしれないんですが、そういった当たり前なことが当たり前にできなくなってしまった方たちをサポートするのが、私たち回復期リハビリテーション病棟の看護師の仕事なんです。とても素晴らしいことだなって感じました。

―その患者さんもすごく喜ばれたでしょうね。

本人もですが、ご家族がとても喜んでいたのが印象的でしたね。

 

 

アットホームさが魅力の平成扇病院!

―平成扇病院の特長はどんなところがありますか。

平成扇病院はけっして大きい病院ではなく、病床も建物も小さくて、働いてるスタッフもそこまで多くはないですが、その分、本当にアットホームだと思います。スタッフもみんな人間味があると言いますか。

―そういえば、今日院内で1年目の看護師の方に話を聞いたら「病院は人間関係が厳しいっていうイメージがあったけど、入ったらそんなことなかった」って話されてました(笑)。

そうですね(笑)。うちは新人のスタッフでものびのびと仕事ができるんじゃないかなと思います。雰囲気が怖くて自分の意見が言えないっていうことはなく、新しい病院だからこそ、みんなの意見を取り入れて構築していくようにしています。話しやすい雰囲気を、師長さんたちが作ってくれていますね。

―院内を歩いていても和やかな雰囲気を感じました。

そういう雰囲気って、患者さんに絶対伝わるじゃないですか。だから絶対いいと思いますね。もちろん仕事なんで厳しい場面もあって当然なんですけど、患者さんやご家族に伝わるのは良くないですからね。

―働きやすさについてもお聞きしたかったんですけど、やっぱりそのアットホームさが大きいですか。

そうですね。あと私がすごい思っているのが、子持ちの方に優しいです。

―お子さんがいるスタッフさんも多いんでしょうか。

はい、もう子供が大きくなっているスタッフも多いですし、師長さんたちも寛容ですね。お子さんが熱を出して急に休みたいとなったときも、嫌な顔をする人もいないですし。そういった点でも働きやすいなと、この病院に来てすごく思いました。

 

スタッフが目標を持てる、
もっと魅力的な職場に

―お仕事での目標を教えてください。

看護部の副部長として、より働きやすい環境を作っていきたいと思っています。無理して業務を回していると、スタッフが力を発揮しづらくなって、結果的に患者さんの不利益にもつながります。一人一人が持っている能力を存分に発揮できて、患者さんとしっかり向き合えるっていう環境に、もっとしていきたいですね。

―やっぱり平成扇病院も含めて、どの病院も決して多くない人数で回しているというのが現状ですよね。

そうですね。でも、もっと大変な病院の話も聞くと、うちはまだ人数がいる方だなと思っています。看護師は転職しやすい職種ではあるので、極端な話、今日辞めても、明日どこかで働ける、っていうくらいの印象がある方もいると思うんですよね。そういう風にならないように、魅力的な職場にしたいですね。そのためには待遇はもちろん、それにプラスして目標が持てるといいなと思います。

―お金はもちろん大事ですけど、それだけでは続けられない仕事でもありますよね。

例えば「家から近い」「給料がいい」というのも大事な要素なんですが、やっぱりそれだけではモチベーションが保てないんです。もちろん働くのは生活のためではあるんですが、それに加えて何か自分でやりたいことを見つけて欲しいと思います。本当に些細なことでもいいので。

―そのための手助けもしてあげることはあるんですか。

何か興味を持っているものがあるのであれば、こういう研修があるよ、っていうのを教えてあげることはしたいですね。このグループは、研修に対しての補助が手厚いのがいいところなので、積極的に利用して欲しいです。本当に、ここまで補助を出してもらえるのはなかなかないんじゃないかと思います。

―心強いですね。教育体制はいかがですか。

新卒のスタッフに関しては、看護部の教育委員会で体制を作って教育を行っています。項目ごとに演習のプログラムを組んで、例えば注射だったら「筋肉注射を実施する前に、こういう手順を踏んでこうやりますよ」ということをしっかりと実施しています。

―今で言うと、特定行為研修(※)はグループ全体で力を入れている思うんですが、平成扇病院では2名の方が資格を取られていますよね。

そうですね。先生たちが協力的で、今も1名実習生がいて教えてくれています。ある一定の水準に達した人を推薦することになるので、希望する人全員が受けられるとは限らないんですが、こうした資格を取るための道筋がしっかりとできているのが特長です。

※医師又は歯科医師の判断を待たずに、特定行為(一定の診療補助)を行える看護師を計画的に養成していくことを目的とした、国の研修制度。

 

癒しの存在は、
お酒と猫ちゃん

―お休みの日はどう過ごされることが多いですか。

なんだろうな〜。前の日飲んで、昼まで寝てます。アッハッハ!

―豪快ですね(笑)。休日に何かをするっていうことはあんまりないですか。

私これと言った趣味があんまりないんで、おいしいものを食べておいしいお酒を飲んで、人と話すのが楽しいですね。あとは映画と海外ドラマが好きなんで、ずっと見ています。

―職場の人と飲みに行くことは。

ありますよ! 福崎さんとも行きます。

―お二人が揃うとすごく盛り上がりそうです(笑)。

そうかもしれないです(笑)。

―お酒は主に何を飲まれます?

何でも飲みますけど、一番飲むのはレモンサワー(笑)。

―趣味があれば教えてください。

趣味とまで言えないかもしれないですが、旅行が好きでたまに行きますね。

―思い出深いところはありましたか。

赤ワインが好きなので、山梨県の勝沼ぶどう郷ってワイナリーがいっぱいあるところに行って、ワインがぶ飲みツアーをしましたね(笑)。今年も行く予定です。

―がぶ飲み(笑)! それは楽しそうですね。日々の癒しはありますか。

おうちに猫がいます!

―わ〜いいですね。お名前は?

「おかめ」です。おかめだけど、オスです(笑)。これですね(写真を見せてくれる)。

―かわいいな〜! ハチワレで凛々しい顔ですね。

そうそう。猫のはっちゃんっていうハチワレの子のDVDが出て人気だから、うちも稼げるんじゃないかなって(笑)。

―そっちですか(笑)。

だから芸とかさせてって考えていて。

―何かできる芸はありますか。

いえ、何もないです(笑)。

―(笑)。

 


 

 

profile

平成扇病院 
看護部 副部長 岩原 奈緒子(いわはら なおこ)

【出身】埼玉県さいたま市
【職種】看護師
【趣味】おいしいお酒と料理を楽しみながら人と話す
【好きな食べ物】焼き鳥(レバーの塩に、ごま油とネギが大量にかかったもの)
【尊敬する人物】看護部の加藤部長(いつも相談に乗ってくれる)

 

病院情報



https://ougihp.jp/

医療法人社団 大和会 
平成扇病院

東京都足立区扇3-26-5

 

内科・リハビリテーション科・精神科

2016年4月に開院。精神科と内科を併せ持つ「こころとからだに寄り添う」病院。認知症ケア・ストレスケアを軸とした精神科病棟と、医療療養・回復期リハビリテーションという2つの内科病棟の4つの機能を持ち、地域のみなさんが安心して在宅で生活できる後方支援病院を目指します。