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ひとプロジェクト【第2回・後編】西宮回生病院/福井 智一先生

ひとプロジェクト 福井先生
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地域の患者さんのために尽くす、整形外科の熱きプロフェッショナル

今回も引き続き、兵庫県西宮市にある西宮回生病院の整形外科部長、福井智一先生です。
後編では、先生が医師になったきっかけや、プライベートなことなど、パーソナリティーにも迫ってみました。どうぞご覧ください。

学生時代、「最も怖い」とされた
整形外科を選んだ理由とは…

―先生が医師を志したきっかけを教えてください。

父親も医師でしたが、特別「医者になれ」とも言われていませんでした。僕は何とはなしに農学部に行きたかったんです。ただ、行きたい学部にはちょっと学力が足りなかった。そこで高校の先生に相談したら、「お前の性格だったらご家族のように、医師をやったほうが絶対いい」と勧めてくれたんです。

―ではその一言に背中を押されたのですね。

もう1つ理由があって、うちの祖父は自分の子ども2人を医者にして、さらに孫にも医者になってほしいという思いがあったんです。兄弟・従兄弟も医者を目指し始めていたので、「じいちゃんも喜ぶならなろうかな」と。ただ、学力は足りひんかったので、もちろん浪人もしました(笑)。

―その中で整形外科を選んだのはなぜだったんですか?

実は当時、僕が入った兵庫医科大学の中で、整形外科は「お前ようそんな科に入るな」って言われるぐらい、めちゃくちゃ怖い科やったんですよ(笑)。

―怖いっていうのは、そこにいた人が怖かったんですか?

そうですね。もちろん、どつかれたりはしてないですけど、指導している姿は本当に厳しかったですね。

―しかし怖いながらも整形外科の道に進まれたのですね。

「何のために治療しているか」という治療方法がわかりやすかったのが大きかったですね。「ここをこうしたいからこうする」っていう教え方が僕には良かったです。あとは僕自身3回骨折しているんで、その痛みもわかりましたし。
整形外科は怖いから嫌やったけど、「自分がやっていくのは整形外科しかない」とも思いました。

―ちなみに今時の整形外科は…?

もう今は全然怖くないです(笑)! むちゃくちゃ人気の科になりましたし、当時はやっぱり時代だったんですね。

 


 
 
 

人のために真剣に、
根気よく取り組むのが整形外科医

―自己研鑽のためにどんなことを行っていますか?

セミナーに行くことなどは常にしています。5年間で「ウソやろ」っていうくらい、治療の方法、考え方までも進化しますんで、常に新しい知識を吸収していかないといけないんです。整形外科っていう領域は横に広いんで、あっちこっちで進化するんですね。5年もボケーっとしとったら、昔の治療しかできないお医者さんになってしまいます。

―必要なことではあるけれど、大変ですね。

常にやっていかないといけないです。でもそれを知ったら楽しくなるし。逆に、楽しいことがなくなったら、僕も手術をもう辞めるときなんやなと思っています。

―整形外科に向いている人の傾向はありますか? 

人のために、必死に真剣に動ける人がいいと思います。
整形外科は特に患者さんの幅が広く、皆さん必ず「痛い」という問題を抱えてやって来ます。もちろん治療をしたら痛みが取れると思って病院に来られますから、何とかして治さなあかんわけです。その点においては凄まじくプレッシャーですし、そう思えば思うほど、心が弱かったらやっていかれへんと思います。

―根気よく、諦めない人でないと続けられませんね。

僕が若手によう言うのは「担当したその瞬間から、一生付き合っていくつもりで見ていかなきゃいけないよ」ということです。バラバラに骨が折れていたとしても「くっつきませんでした」と諦めることはできません。どんな治療法を選ぶにしても、日常生活が送れるまでになったら病院からはさようならですけど、そこまでが長いですね。

 
 

働きやすさを残しつつ、
病院としてさらなる成長を

―今後取り組んでいきたいことはありますか。

今は整形外科センターで手術を始めて1年ちょっと。自分たちの取り組んでいる治療法が間違いないかということと、改良できる点がないかということを、医師の目から、患者さんの目から、リハビリの目からちゃんと評価して、今後につなげていきたいですね。

―未来に向けて進んでいるんですね。

本当にすごいスピードで病院として成長していっています。ちゃんと働きやすい病院でありつつ、いっぱい患者さんの困っていることを治してあげて、ということを続けていきたいです。良くなる余地は山ほどあると思うので、僕がどこまで引っ張れるかはわかりませんけど、自分なりに取り組んでいきたいですね。

 


 
 
 

阪神タイガースに
心を動かされる日々…

―最後にプライベートのこともお伺いしたいのですが、ご趣味はありますか?

阪神タイガースの応援ですかね。

―実際、甲子園にも行かれるんですか?

年に10回くらいは行きますね。今年は3回行って、3回とも負けてしまいました…(笑)。

―阪神タイガースへの思いをお聞かせください! 今年はどうですか?

今年ダメなんですよ〜!

―負けた翌日はテンションが下がるものですか?

いやいや、そんなことはないです、そんなことはないんですけど…。好きなピッチャーがだいぶ、精神的に来とるから…って、こんな話わからないでしょ(笑)?

―すいません不勉強で…(笑)。だいぶ不調なんですね。

心が負けてもうてます。いろんなルーティンをやって、なかなか投げよらんのですよ。「もう投げて打たれた方がええ」って思うくらい。もう二軍に落ちちゃいましたが。

―話が変わりますが、尊敬する人物はいらっしゃいますか?

医療関係以外で言えば、中学生の時のバレーボール部でキャプテンをやっていた先輩ですね。自分の行動で示して行くタイプで、みんなを引っ張って行くリーダーシップがありました。今でもたまに思い出します。

―以前、別のインタビューで「病院まで1時間かけて歩いて通う」とおっしゃっていましたが、最近も続いていますか? 

それはもうやっていないんです(笑)。今は体幹リセットダイエットです。これは肩こりが取れてよかった。おすすめです!

―そうなんですね! まだ続けていらっしゃいますか?

実はやっていないんですが、「続けてる」としておいてください(笑)。

 


 
 

 
 

profile


西宮回生病院 整形外科部長 
福井 智一(ふくい ともかず)

【出身】大阪府寝屋川市
【専門】整形外科 膝関節・股関節
【趣味】阪神タイガースの応援
【好きな食べ物】麺類、特に蕎麦

 

病院情報



https://kaiseihp.jp

医療法人社団 
西宮回生病院

兵庫県西宮市大浜町1番4号

内科・外科・小児科・整形外科・脳神経外科・眼科・皮膚科・リハビリテーション科

開院は明治40年。小説・映画「火垂るの墓」でも登場した歴史ある病院です。2016年秋にリニューアルし、新たに整形外科センターを設立。地域の方々により良い医療を提供し、貢献できる病院として今後も活動します。