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ひとプロジェクト【第32回・後編】HMW Rehabilitation Clinic /エドベルト先生(Edbert Wreksoatmodjo)

    • より良いリハビリテーションをインドネシアの患者さんへ
      同じ想いを抱き、HMW Rehabilitation Clinicの院長に!

    • 当グループがインドネシア南ジャカルタ市に設立するHMW Rehabilitation Clinicの院長、エドベルト先生の後半です。先生がクリニックの院長として携わるようになった経緯や、実際にどのようなクリニックなのか、その詳細についてお聞きしました。インドネシアの医療について先生が思うことについてもお話しくださいました。先生の熱い想いも知ることができるインタビュー後編、ぜひご覧ください!

  • 日本の医療グループのインドネシア進出は
    とてもエキサイティングなこと

    当グループとの出会いを教えてください。

    1年半くらい前ですね。平成医療福祉グループが、こちらでのクリニックの展開を模索していた頃、グループの海外事業部スタッフが、私たちのクリニックを見つけて、訪ねて来てくれたんです。

    インドネシアでクリニックを設立したいという話を聞いて、どう思いましたか。

    日本の医療機関が進出して、そういったリハビリテーションクリニックを作るというのはとてもいいことだと思いましたね。

    それまで、日本のリハビリテーションについては印象や知識はありましたか。

    実際、当時はまだよくは知りませんでした。当初はインドネシアと近いのかなという印象がありました。

    では日本のリハビリテーションについてのことは、当グループと出会って初めて知ったんですね。

    とても素晴らしい取り組みだと思いました。日本の人口構成を考えると高齢者が多いですから、理想的なリハビリテーションだと感じましたし、適切なケアができているなという印象を受けました。

    クリニック開設に関わってほしいという話を受けて、どう思いましたか。

    実際に、グループの武久副代表やリハビリテーション部門の池村部長(※)と会って、クリニック開設に関わる話を聞いたのですが、私のことを信頼してくれて、とても嬉しかったです。初めは「なんで私を選んでくれたんだろう」って不思議でしたよ(笑)。
    ※ひとプロジェクト リハビリテーション部門 部長/池村 健さん

    そこから、クリニックに院長として関わろうと決められて。

    日本のリハビリテーションクリニックがインドネシアにできるということ自体が、とてもエキサイティングなことだと思ったんです。そこで、自分が今まで培ってきた経験や知識が役立てていけたらいいなと考えました。

    時間はかかっても
    グループの取り組みを広める

    では、実際にクリニックのことを伺いたいのですが、このHMW Rehabilitation Clinicは、どんなクリニックですか。

    日本のリハビリテーションとインドネシアのリハビリテーションが融合したクリニックだと思っています。今、インドネシアでこのリハビリテーションの違いがわかるという人は決して多いわけではないですし、コンセプトを受け入れてもらえるまでには時間がかかるとは思いますが、これが第一歩ですね。

    このクリニックが、インドネシアの方に果たす役割はどんなものだと思いますか。

    この国においては、廃用症候群の高齢者の方へのリハビリテーション、脳卒中後の患者さんへのリハビリテーションなどへの取り組みが、とても大きな影響があると思います。

    そういった方へのリハビリテーションを行う医療機関はインドネシアではまだ足りていないということでしょうか。

    そうですね。私はこのグループの堺平成病院を視察させてもらいましたが、ロボットリハビリテーションを導入したり、1日かけてリハビリを提供したりしているのが、取り組みとして素晴らしいところだと思います。ですので、このクリニックの次にはインドネシアでも病院を建設して欲しいですね!

    このクリニックを足がかりにした、次の段階ですね。インドネシアで日本の医療グループがそういった病院を開院することは可能だと思いますか。

    もちろん! 綿密な戦略と維持管理していくチームが必要ですね。

    このクリニックがしっかりと運営されていくことが、まずはとても大事ですね。

    その通りです。私は、決して不可能なことではないと思っています。

    インドネシアのリハビリテーションを
    さらに良いものにしていきたい!

    インドネシアでは今後このクリニックのように、リハビリテーションを提供する医療機関はさらに増えていくと思いますか。

    そうですね、もっと増えていくと思います。小さいお子さんから高齢の方まで、多くの患者さんがリハビリテーションを求めていますし、必要とする人数は本当に多いです。

    今はそういった方々へのケアは少ない状況ですか。

    経済的余裕のある人はリハビリテーションを受けられますし、そうでなくても、国民健康保険に入っていれば受けられないわけではありません。でも、入院をして、しっかりリハビリテーションを受けられるという方は本当に稀です。

    長期的に目標を決めてリハビリテーションを受けられる人は少ないんですね。

    それは本当に少ないです。今後はそういうことをできるようにしていきたいと思っています。でもそれをするには、私たちだけではなく、違うレベルの改革も必要ですね。保険システムなども変えていかなければなりません。

    経済的な事情に関わらず、多くの方に受けてもらえるというのが実現するといいですね。

    理想はそうですね。でも、それが実現するまでにはコストがとてもかかりますし、変えなければいけないことも多いです。すぐには解決できない問題ですね。

    先生ご自身もそのために今後も尽力されて。

    私の一歩は小さなものかもしれませんが、一歩一歩段階を踏みながら、少しずつ進んでいきたいです。

    今後どんな目標を持って取り組んでいきますか。

    インドネシアのリハビリテーションを良いものにしていきたいです。もちろんこのクリニックもしっかりと運営しながら。まだまだやれることはたくさんあります。私も、今また研修を受けているんですよ。

    そうなんですね! どんな研修ですか。

    リハビリテーションの専門医になるための研修です。

    インドネシアでは、リハビリテーションの専門医の数は多いのでしょうか。

    だんだんと存在も有名になってきていて、今はたくさんの専門医がいます。とはいえ、必要な患者さんの数に対しては、まだまだ不足している状態です。この資格を取って、さらにより良いリハビリテーションを提供できたらと思っています。

    おいしい料理がたくさん
    インドネシアの魅力

    ではプライベートのことを伺います!

    ワオ! どんなことを知りたいんですか(笑)。

    婚約されたと伺いました。おめでとうございます!

    来年の2月に結婚します。でもこの話題はこのくらいで(笑)。

    そうしておきます(笑)。では、お休みの日はどう過ごされていますか。

    今はあまり休みの時間自体ががないのですが、もしあれば、サッカーをしたり、家族と出かけるか、友だちと遊んでいますね。寝て過ごすときもあります(笑)。

    趣味はありますか。

    スポーツや旅行、写真を撮ること、映画も見ますね。

    ちなみに、オススメのインドネシア映画はありますか。

    『The Raid』というアクション映画と、第3代インドネシア大統領ハビビの自伝的映画『Habibie & Ainun』がオススメですよ。

    ありがとうございます、チェックしてみますね! 最後に、これを読んでいる日本の方に、先生が思うインドネシアのいいところを教えてください。

    おいしい料理が数多くあるのは間違いないと思います。ナシパダン、レンダン、サテー、ナシゴレン、ソト、たくさんあります(※)! ぜひインドネシアに食べに来て欲しいです。考えていたらお腹が空いてきましたね(笑)。

    わかりました、ではこれでインタビューを終えましょう(笑)。ありがとうございました!

    ※インドネシア料理の解説
    ナシパダン:西スマトラ州のパダン地方で食べられる料理。お米を中心に、スパイシーな味付けがされた肉や魚、野菜が盛られる。
    レンダン:牛肉などをココナッツミルクと香辛料で長時間煮込んだ料理。
    サテー:鶏や羊、牛などの肉を串に刺して炭火で焼いた料理。
    ナシゴレン:インドネシア風の焼き飯。
    ソト:肉、野菜からなる伝統的なインドネシアのスープ。

  • 前編を読む

    profile

    HMW Rehabilitation Clinic 院長 エドベルト(Edbert Wreksoatmodjo)

    【専門】スポーツ医学
    【出身】 インドネシア ジャカルタ州
    【好きな動物】犬(ゴールデンレトリバーを以前飼っていた)

    病院情報

    HMW Rehabilitation Clinic

    JL. Daksa 4 No. 69 Selong, Senopati, Kebayoran Baru,Jakarta Selatan 1220

    インドネシア ジャカルタ州南ジャカルタ市に開設。脳卒中や脊髄損傷による後遺症だけでなく、肩こり・腰痛、スポーツによる外傷に悩む方などに、日本で培った技術を提供してまいります。当グループで学んだインドネシア人のスタッフや、指導者として日本人スタッフも常駐し、日本式のリハビリテーションを展開。日本のリハビリテーションロボットも後日導入を予定しています。