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ひとプロジェクト【第24回・前編】泉佐野優人会病院/事務長 井之村 敦司さん

    • あらゆる仕事は未来へつながる。 好きなことを「じわじわ」と続ける

    • 今回ご登場いただくのは、泉佐野優人会病院の事務長を務める井之村さんです。井之村さんは社会人を経験したあと、とある理由から診療情報管理士を目指します。前編では医療系の仕事を選んだきっかけや、診療情報管理士という仕事の魅力、事務長に就いた経緯などをお聞きしました。

  • 昔から人と接することが好き

    泉佐野優人会病院から3人目のご登場、ありがとうございます。

    (笑)。個性が強すぎる病院になってないか心配です。栄養部の柑本さんとリハビリの清水さんでしたね(※)。
    ※ひとプロジェクト 第4回 泉佐野優人会病院/柑本 光彦さん
    ※ひとプロジェクト スペシャル・新人座談会 〜療法士編〜

    そうです、お世話になりました!

    柑本さんのケーキ、すごかったでしょう。グループとして「食べること」に力を入れているとはいえ、デイケアのお誕生日会とは思えないような2段ケーキとか作っちゃうから(笑)。

    はい、すごかったです。

    ウェディングケーキかなって思うぐらいの大きさでしょ。うらやましいですよね、あれを食べられるなんて。

    (笑)。清水さんはお元気ですか。

    もちろん。清水さんは療法士2年目になって、後輩ができましたよ。きっと今が楽しいころですね! 今年もリハビリテーション部には新人が入ってきたので、切磋琢磨しながらがんばってほしいです。

    では、井之村さんのこともお聞きしますね。出身地はどちらですか。

    生まれは鹿児島ですが育ちは大阪の泉州地域です。市街地から少し離れた場所で育ちました。今も、和歌山に近い大阪に住んでいるので自然も多く残っていて。都会の賑やかな感じよりも少し田舎っぽいほうが落ち着きますね。

    大阪は「賑やか」なイメージが強いですが自然豊かな場所もあるんですね。

    北部のほうは都会ですね(笑)。こっち側は、徐々に和歌山や奈良が近くなってくる地域もあるので、のどかな部分がめちゃくちゃ残っていますよ。

    泉佐野優人会病院での勤務歴はどれくらいですか。

    勤務歴…何年やろう。僕、ずっとここなんです。一時期、ほかの病院へ応援に出向いたことはありますが、新卒で入職してからこの病院ですね。

    ずっとですか!

    そうなんです(笑)。あ、でも、本当の新卒じゃないんですけど、入職してからずっとこの病院で勤務しています。この病院が好きなんで異動したくないんです。

    得意な仕事を活かして 営業マンから医療の世界へ

    本当の新卒じゃないというのは。

    すでに社会人経験があったんです。2、3年ぐらい働いてから将来をもう一度考えていて、専門学校に入り直しました。

    そうなんですね、以前はどんな仕事をされていたんですか。

    営業でした。人と接することが好きで営業職を選びました。営業自体は嫌いではなかったんですが、ぼんやりと「医療に携わる仕事がしたいな」と思っていました。

    ぼんやりとですか。

    そうですね、本当にぼんやり。医療業界にくわしくなかったので、職種のことも知らなくて、最初はリハビリ系の仕事をイメージしていたんです。

    療法士さんになっていたかもしれないんですか。

    でも、リハビリの仕事に就いたら、自分の得意分野は活かせないと思って、ほかの職種をまた考えていました。

    どんな仕事が得意なんですか。

    データ分析とかデータ管理が好きなんです。細かく数字を見ていく作業が好きで、営業だったときも対面営業よりも会社に戻ってデータを入力したり管理業務をする時間が好きでした。なので、データ管理がある仕事をしたいと思っていました。

    そこで今の仕事にたどり着くわけですね。

    そうですね。リハビリも患者さんの行動を分析することはありますが、メイン業務ではできないので。もう一度、医療現場の仕事を調べていたら「診療情報管理士」という職種があることを知って、まさに管理業務がメインだったので、この道だと思いました。

    知らない間に事務長に?! 続けてこられた秘訣とは

    診療情報管理士とはどのような仕事なんですか。

    病院によって少しずつ仕事内容が異なりますが、患者さんの診療情報を収集して管理する仕事です。カルテ管理や運営方法などについて話し合う委員会があったり、記録のデータ化など仕事の範囲がけっこう広いので、「これです」と言い切るのは難しいですが。

    ご自身の強みが活かせる仕事だったんですね。

    そうですね。今は診療情報管理士として仕事をする機会はありませんが、病院のデータを扱ってきて身についた知識が今でも役立っていますし、事務職をまとめる立場になってからは、医事課のスタッフと机を並べて一緒に働いていたことは良い経験だったと思っています。

    他部署のスタッフとも交流があったんですか。

    結構ありました。今でも診療報酬の知識や各部署とのコミュニケーションの基礎はこの部署にいたから培えたと思っています。

    そのあと、すぐに事務長になられたのでしょうか。

    いえ、先に診療情報管理士のなかで責任者の立場を何年か経験しました。少し経ったころに当時の事務長をサポートする機会があって、そこから…じわじわと(笑)。

    じわじわと?

    少しずつ各部署をまとめる役割が増えて、今の事務長っぽい仕事が増えていったんです。ですが、当時は前任の事務長が在籍していたので、自分が事務長になるとは思っていませんでした。

    ダブル事務長というわけでもなかったんですね。

    僕のなかでは、あくまでも代理としてのサポートでした。新しい施設が開設する際に、事務長がその施設の応援に出てしまって、「事務長不在」になるじゃないですか。その穴を僕が代理で業務対応している感じでした。

    このことについて、とても楽しそうにお話しされますね。

    事務長の立場として必須になるデータ管理の仕事がとても楽しかったんです! 今まで以上に情報が集まってくることにとてもワクワクして。そうこうしている間に、代理ではなく、「事務長」になりました。

    それが、「じわじわと」ということなんですね。

    そうですね。実際に辞令が届いて「あ、ホンマや」って実感しました(笑)。

    とても冷静ですね(笑)。

    この病院がとても好きなので「ここで事務長になれるならいいな」と思いましたし、安心感もありました。

    絶対異動したくない! この病院の魅力とは

    泉佐野優人会病院のことがとてもお好きなんですね!

    そう、絶対異動したくない(笑)。愛着もありますし、このままずっとここがいいんです。

    そう言い切れる病院の魅力って何ですか。

    まずは、院長かな(笑)。

    (笑)。そういえば、以前の柑本さんのインタビューでも院長のエピソードをお聞きしました。

    院長はファンが多くて、僕も院長のファンなんですよ。医療人らしく診療のことで熱くなったりする瞬間もありますけど、普段は、どの部署にも気を配ってくれて。ちょうどいい感じで好きな気持ちが勝っちゃうんですよ。

    あ、ファンになりそうです(笑)。すてきな院長ですね。

    そうですね。研修レポートの感想を書く欄を熟読して、僕のところに抜き打ち質問に来るんですよ。「ちゃんとこれ、見た?」って。そういう情熱がある人と一緒に仕事できることは魅力です。

    ほかにも魅力的な特長はありますか。

    スタッフから「おめでたい連絡」をたくさん受けます(笑)。結婚の報告もそうですし、毎年10人近くのスタッフが産休・育休制度を利用していますので、そういった報告も受けます。「事務長…お伝えしたいことが…」って言われてドキっとしますけど、働きやすい職場になっているかな、って思います。

    嬉しい報告を聞けるのも、この役職ならではですね(笑)。

    確かに事務長特権ですね。時短勤務のスタッフもいますし、そのスタッフを見て復職を決めるスタッフもいて。部署ごとで自分たちが働きやすい職場になるように改良できていることも当院の魅力だと思います。

  • 次回:井之村さんが医療現場のスタッフとして大切だと思っていることとは?

    後編を読む

    profile

    泉佐野優人会病院/事務長 井之村 敦司(いのむらあつし)

    【出身】大阪府
    【趣味】ドライブ(道を走れれば満足)
    【好きな食べ物】焼肉(特にタンが好き。白米も一緒に食べたい!)

     

    病院情報

    医療法人 康生会 泉佐野優人会病院

    大阪府泉佐野市湊4丁目5-17

    内科・循環器内科・呼吸器内科・消化器内科・外科・整形外科・肛門科・リハビリテーション科・放射線科

    昭和57年に開設。地域に根ざしながら、特にこの10年は療養型病院として、急性期病院からの患者さんを積極的に受け入れ良質な医療の提供とリハビリテーションを行っています。患者さんの早期在宅復帰、および介護老人保健施設・特別養護老人ホーム等への退院を目指します。