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ひとプロジェクト【スペシャル・後編】新人座談会 〜療法士編〜

ひとプロジェクト 新人スペシャル座談会
ひとプロジェクト 新人スペシャル座談会

職業人らしくなってきた実感と意気込みと
絶対忘れない「初めての患者さん」

ひとプロジェクト「新人スペシャル」療法士編の後編です。初めて患者さんを受け持ったときのことから、2年目への意気込みを中心に語ってもらいました。そして、三者三様の休日の過ごし方や、グループの慰安旅行での思い出話も伺っています。

〈岸和田平成病院〉
大谷 侑路

〈泉佐野優人会病院〉
清水 瑠菜

〈神戸平成病院〉
山本 修敬

初めての担当患者さん、
初めての先輩

―初めて担当した患者さんのことは覚えてますか。

一同 覚えてます。

―印象に残る出来事ですよね。

大谷 私、まだ担当中なんです。

―そうなんですか!

大谷 先輩から引き継いで担当した当初よりも今のほうが表情や可動域が良くなっています。ほとんど寝たきり状態の患者さんなんですが、変わっていく様子を把握できるやりがいを実感しています。

―まだまだ変化があるかもしれませんね。お2人はいかがですか。

山本 僕は、退院した患者さんを自宅近くの商店街で見かけました。

―すごい偶然ですね!

山本 そうなんです。外出が苦手だと聞いていたので心配でしたが、退院したあと元気よく歩く姿を見れて嬉しかったです。

―そうですよね。清水さんはどんな患者さんを担当されましたか。

清水 私は、失語障害を持つ患者さんでした。しかも、「最初の患者さん」プラス「最初の症例発表の患者さん」で、どういうリハビリを提供すればいいのか毎日模索しながら担当していました。

―担当を持つようになって、プリセプター(※)の存在は大きいですか。

一同 (うなずく)
(※)プリセプターシップ…一定の期間内でマンツーマン指導を行う教育。
清水 私のプリセプターは、年齢が近いので仕事以外の話も気軽にできます。人数も少ない職種なので、何かあればすぐに相談しています。担当している病棟でも、言語聴覚士が私と先輩の2人だけなので、相談できる存在はありがたいです。
山本 僕は、プリセプターにも相談しつつ、シフトが合わないときはチームリーダーの先輩を頼ることも多いです。相談先が複数あって心強いです。

―職種の人数が多い大谷さんの場合はいかがでしょうか。

大谷 私も基本的にはプリセプターに相談します。最近は、1人で担当する患者さんの細かい部分が上手く伝えられないときだけ、同じ患者さんを一緒に診ている別のスタッフさんに質問することも出てきました。でも最終的には、やっぱり先輩を頼りますね。
 


 

あるある! 働き始めて変化した
「目のつけどころ」

―では、社会人になってからのこともお伺いしますね。仕事を始めて変化した習慣や癖はありますか。

大谷 私はずっと続けているテコンドーでの変化が大きいです。理学療法士になってから、教えるときの視点が大きく変わりました。

―例えば、どんなことがありますか。

大谷 小さい子どもを教えていると、子どもなので力任せに柔軟している姿を見かけるんですが、身体の癖や使いかたが気になります。その子にとっては良くない柔軟方法だったら、別の方法を教えることも増えました。

―そういった職能にまつわる変化は日常生活でもありますか。

大谷 車椅子に乗っている人や杖をついている人は目で追ってしまいますね。車椅子に座る位置や角度とか細かいところまで気になりはじめました。単純に昔よりも目に留まる回数も増えました。
清水 私は、知らない人が話している会話が気になって聞き耳を立ててしまいます(笑)。

―え、どんなとこが気になるんですか。

清水 声質とか滑舌が気になって(笑)。あとは、家族がむせると、ついドキッとすることもあります。「…誤嚥(※)かな」って(笑)。オーバーかもしれないですけど、以前よりも気になることは増えたと思います。
(※)誤嚥…食べものや飲みものが誤って食道ではなく気管に入ること。

―仕事の癖が出てきたんですね。山本さんはいかがですか。

山本 僕は道具の持ち方や使い方が気になって「そうやって持つのか…」ってじっと観察してしまうときがあります。友人が隣で話をしていても、つい目で追っかけてしまって、話を聞きながら、視線は全然違うところを見てるっていう感じです。
清水大谷 (笑)。
 
 
 

2年目に向けて考えるあれこれ。

―冬が過ぎると2年目に突入しますが、後輩ができるのは楽しみですか。

清水 先輩から「新入職が入って来るからね」って言われて、なんとなく不安です。
山本 今から不安ですね。

―弱腰ですね〜(笑)。

一同 (笑)。

―では、1年目の節目としてリハビリテーション部での取り組みはありますか。

大谷 新人症例発表会があって、夏に院内発表は終わったんですが、年度末にエリアごとでの発表が控えているので、それが区切りになりそうです。

―そうなんですね、大きな発表はやりがいが出ますか。

清水 院内発表だけでも緊張したので、その緊張がまたやってくる恐怖があります。
大谷 学生のときからレポートやレジュメの作成は多かったんですけど、達成感って感じでは…(苦笑)。
山本 レポート自体が苦手なので「がんばらないと」って思っています。

―(笑)。気分を変えて、2年目に向けて取り組みたいことを教えてください!

山本 僕は高次脳(※)の分野に興味があって、まだまだ学生レベルなので、これからは高次脳障害へのアプローチ方法を勉強して得意な分野にしたいと思っています。
(※)高次脳…高次脳機能障害の略。病気や事故などで脳が損傷されて認知機能に障害が起きた状態。

―大谷さんは注力したいことはありますか。

大谷 「ここに特化したい!」って言い切れるほどまだ絞れていないんですが、以前は作業療法の分野に含まれていた「精神領域」に興味があります。理学療法からの視点で見つめたらどんな変化があるのか取り組んでみたいと思っています。

―清水さんはいかがですか。

清水 私は嚥下(※)のリハビリをもっと深めていきたいです。経口摂取を大切にしている部分に魅力を感じて入職したので、嚥下障害に対して積極的に取り組んでいきたいって考えています。
(※)嚥下…食べ物を認識してから、口を経由して胃の中へ送り込む、一連の動作のこと。

―今、とてもニーズがある部分ですよね。

清水 そうですね。現場に出ても嚥下障害の患者さんは大勢いらっしゃいます。この職業を続けていくうえで必要な知識や技術がまだまだ不足しているので、勉強会や研修に参加してもし後輩に聞かれたときには、アドバイスもできるようになっていきたいと思っています。

―勉強会や研修会に参加されることはありますか。

清水 ちょうど今月、外部で開かれる嚥下機能の勉強会に参加予定なんです。先輩が去年参加して「内容が良かったから」って勧めてもらった勉強会なんです。

―研修などの制度も整っていると聞きました。

山本 新人のときから参加できることは、ありがたいですよね。
大谷 私はまだ大きな研修会などに参加したことはありませんが、行きたいものがあれば積極的に参加したいと思っています。
清水 先輩が参加した外部の勉強会などは興味があるので、制度を活用して参加する人も多いみたいです。初の勉強会、楽しみです。
 
 
 

同期と楽しく出かけた慰安旅行の思い出

―休日の話もお伺いしようと思うのですが、普段はどんなふうに過ごしますか。

一同 (全員固まる)。

―えっ(笑)。教えないパターンですか。

一同 (笑)。

―最近楽しかった休日ってありましたか。

山本 少し前になるんですけど、慰安旅行は印象的でした。同期の男6人でレンタカーを借りて、山口まで順番に運転しながら行きました。

清水 賑やかそうですね。私も同期と慰安旅行、参加しました。さっきその慰安旅行で同じだった人に会ってびっくりしました。時間を気にせずゆっくり同期と過ごせたので楽しかったです。


―大谷さんは、慰安旅行に参加されましたか。

大谷 私も同期の女性メンバー全員で参加しました。鳥取に行ったんですが、旅行中はずっと大雨だったので、残念ながら観光らしい観光はあまりできなかったんです。でも、宴会が終わったときに医局の先生たちと飲む機会があって、その時間が貴重で楽しかったです。


―仕事と違う楽しさがありそうですね。普段の休日は何をされているんですか。

山本 ゲームしてます…(苦笑)。本当はサッカーがしたいんですけど、僕が住んでいる周辺は「フットサル場」ばかりなので、ゲームでサッカーを楽しんでいます。

―インドア派な山本さんの休日を聞いて、お2人はいかがですか。

大谷 ライブに行ったり、新曲のグッズを買ったりして、好きなアーティストにお金を注ぎ込んでいます(笑)。

―(笑)。清水さんは、どんな休日を過ごしていますか。

清水 私は、友だちと出かけたり映画を観に行くことが多いです。最近だと「人魚の眠る家」を観てきました。めっちゃ泣ける映画でした。

―三者三様な休日ですね。

一同 (笑)。
 
 

 
 

profile

岸和田平成病院 大谷 侑路

【出身】兵庫県尼崎市
【職種】理学療法士
【好きな食べ物】カレー
(スパイシーなものが特に)

泉佐野優人会病院 清水 瑠菜

【出身】和歌山県和歌山市
【職種】言語聴覚士
【好きな食べ物】納豆
(毎日食べてます)

神戸平成病院 山本 修敬

【出身】高知県南国市
【職種】作業療法士
【好きな食べ物】スイーツ全般
(ケーキ1ホール食べます)

※所属などの情報は取材時のものです。